2017年3月19日で4年間続けたサッカーのコーチを辞めました。
そして保育園の最終年から小学校3年生の終わりまで一緒にサッカーをやってきた長男もこのタイミングで一度サッカーから離れることに。
なぜこういう経緯になったのかを記録にのこしておきたいと思います。
4年間続けたサッカーのコーチを辞めました
4年間続けたサッカーのコーチを辞めることにしました。
色々と考えた末の結論です。
結論だけを言っちゃうと
この2点です。
ここに至るまでの経緯と自分なりの思いを綴ります。
僕がコーチをやっていた環境
僕がコーチとして参加させてもらったのは、よくある近隣の小学校から誰でも参加できるボランティア中心のサッカーチームです。
http://www.jn1msd.net/lifeisrun/archives/2016-287/
僕がコーチをはじめたのはこんな理由からでした。
http://www.jn1msd.net/lifeisrun/archives/2016-256/
基本的には参加できるコーチが中心になってその日のメニューを組み立て、子供達にサッカーを教えていくことになります。
自分の時間がなくなったと感じるようになった
最初のうちは「キャプテン翼」の名言ではないですが、「ボールとトモダチ」になることが中心でいいと思っています。
なので、メニューもある程度同じものでなんとかなるんです。
でも色々できるようになっきたり学年が上がってくると、試合が増えてきたり、子供達の個性が出てきたり。
その都度、その都度どんなメニューがいいかなぁとと考えなくてはなりません。
子供達の習熟度も差がでてくるのでメニューをわけたほうがいいかな?とか。
http://www.jn1msd.net/lifeisrun/archives/2016-260/
http://www.jn1msd.net/lifeisrun/archives/2016-257/
そしてチームとしては門戸を広くしているのである日新しく入会希望の人もくる。
経験者でなければ、サッカーが嫌いにならないように個別で色々と昔やっていたメニューを教えたり。
そんなことをしているとメニューを考えたりするための時間を取ることが増えてきました。
つまり普段の生活の中でサッカーのことを考える時間が増えてくるのです。
そして学年があがるにつれて練習試合に行くことも増えてきました。
そうするとほとんど1日が潰れます。
そしてボランティアとはいえ、コーチをやっている以上は人に教えているのであって、そこで手を抜くわけにはいかない
この考えが優先してしまい、常にサッカーを優先させる状態になっていました。
僕は色々と中途半端が苦手なようで。
やると決めるとそこに集中してしまいます。
そんななかでも僕は自分のやりたいこととしてランニングやロードバイクをやっています。
これらのことをやるために早起きしてやるとか、色々やり方はあると思います。
でも時間は限られていて、無理をしても続かない。
なのでこういった時間もどんどん限られてきました。
一方でうまくコントロールしたり、気にしてないのかもしれませんが、うまくやっている人もいて。
コーチをやりながらも他のことをやっていたり、どこかに出かけたり。
うまくぬくことができない僕から見るとそういった状況がストレスになっていました。
中途半端が苦手という考えがあるので僕の中では「サッカーを子供達に教える>自分のこと」になっていたんです。
だってせっかく子供達はサッカーをうまくなりたくてきているのにコーチがいなかったり、教えてくれるコーチが日によって変わって、言うことも変わるってやりにくくないですか?
僕はやりにくいだろうと思っていたのです。
なんて気持ちがあるので、考え方もやり方も人それぞれなのにそういった考え方を受け入れる余裕がなかったんですね。
こうして自分の時間がなくなっていると感じている横でうまくやっている人をみてさらに気持ちが滅入り、悪循環にはまりました。
ここで僕の気持ちが切れ始めました。
長男がついていけなくなった
サッカーってやっぱり単純でやったらやっただけうまくなるんですよね。
もちろん才能っていうのも必要ですが、あるレベルまでは絶対にできるんです。
でも長男はそこまでいけませんでした。
そう、練習できなかったんですね。
積み上げる量が減って行くのでどんどんと周りのこと差がついて行く。
やっぱり長男と同じように練習での積み重ねが少なくて差がついて行くこは他にもいます。
当然僕もコーチとしているので適当にやっていれば注意します。
で、自分の子供なんでどうしても他の子供より厳しくなってしまう。
それがよくないんだろうなという気持ちがとてもありました。
悪循環なんですよね。
そうやっていくうちにどんどんとうまくいかなくなっていきます。
そうした中で「このままこのことに時間を使っていいのか?もっと他に長男がやりたいことをやらせてもいいんじゃないか?」という思いがでてきます。
ここは完全に僕の主観であり、長男本人がどう思っているかはわかりません。
もちろん本人にも聞きますが、やりたいともいうし、そうでもないともいうしで・・・
普段会話をしていたり家での様子を見ているか限りは工作だったりと何か作るのが楽しそうに見えるんです。
本当夢中でずーっとレゴで何か作ったりしていますからね。
なので、作るものを教えてくれるような教室に行った方がいいのかなぁと。
長男が辞めるのであれば僕もコーチを続ける理由が一つ失われます。
こうしたことが重なって辞めることにしました
それ以外にもボランティアチームであるが故の負担の大きさなんかもあったりして、色々と共働きで下の子もいてという中で生活していく上で重荷に感じてきたというんものあります。
結果的にそういったいろんなものが積み重なり、ここまで書いた2つのことがトリガーとなって、コーチを辞めることにしました。
子供達に思いは通じていたのか?
僕はサッカーは「楽しむ」ものだし「好き」でやるべきものだと思います。
▼子供達やコーチの方からメッセージをもらいました。
僕自身こういったものをもらうとは思ってもいなかったので、とても嬉しかったです。
家にかってから子供達のメッセージを一つ一つゆっくりよみました。
皆それぞれの思いがはいっていて嬉しかったです。
そこには子供達が上手くなって楽しくなったこと、そういったことがつたわる素敵なメッセージばかりでした。
そう考えると自分の伝えたかったことはつたわっていたのかなと。
サッカーのコーチを辞めようと決めて理解したことはボランティアは自分の余剰を売ること
こういったボランティアで成り立ているのはサッカーだけでなく、野球やミニバスケット、バレーボールとか、地域のチーム活動っていうのはほとんどがそうです。
そのおかげてこれから将来すごい選手になったりする子がうまれてくるのも事実です。
でもこういったボランティアでやるってことは、自分の中に余裕がないとできないんです。
つまりボランティアというのは余裕がある人ができることなんです。
自分のやりたいことができていて満たされているから他者へも渡すことができる。
自分の満たされている目盛りが減ってきてしまうと当然渡すことができなくなって行くんです。
そうするとどっかで今回の僕のようにはじけてしまってできなくなってしまうんです。
教えることが好きな人にとってはやりたいことができていて満たされるので続くんでしょう。
少なくとも今の僕にとっては「自分が満たされなくなってきた」からできなくなったんだなぁと。
子供達に伝えたいことは「いつまでもサッカーは好きでいてほしい」ということだけ
ただ、サッカーが嫌いになったかといえば「No」ですし、子供達が嫌いか?と言われたら、それも「No」です。
好きだからこそ、これ以上いやな気持ちで押しつぶされないように辞めると決断したのかもしれません。
今のサッカーはどこもですが、「勝つ」ことが求められるのが多いです。
でもサッカーの本質ってそこじゃないと思うんです。
ボールを自由に扱って、敵を抜いて、ゴールを決める。
向かってきた敵をスパッと止めたとか。
そいう自分がこういうのができたからサッカーが好き、サッカーが楽しいという気持ちをずーっともっておいてほしいんですよね。
僕がそうだから。
勝つだけがサッカーじゃなないよと。
最後に子供達に伝えたメッセージはこのことでした。
ずっとサッカーを好きでやってねと。
サッカーをやっている子供達やその親、そしてコーチにも是非読んでもらい本があります
http://www.jn1msd.net/lifeisrun/archives/2016-269/