Nike Fule Band 開発終了の記事に思うこと 〜ウェアラブルはどうあるべきなのか〜

この数日でNikeがFuel Bandの開発から手を引くのではという記事が出たり、それを否定しているという記事が出たりしています。
そこで思うことをまとめてみました。

Fule BandとNike+で気づいたこと

ちなみに、記事は以下のようなものです。
ナイキ「FuelBand」開発終了の可能性–今後のウェアラブル戦略とアップルとの関係 – CNET Japan

簡単に要約すると
Nikeはウェアラブルハードウェア市場からの撤退について真剣に話し合っている状況であること
(別の記事でしたが)一部の要員を解雇したこと
などがあり、撤退するのでは?という憶測が飛び交っているようです。
この記事を書いているうちに、Nikeから否定の記事が出たという記事も出ました。
Nike曰く、FuelBand事業の閉鎖は噂に過ぎず、新しいカラーモデルの登場も間近 | TechCrunch Japan

結局のところ、よくわからん(笑)という流れに変わりはないのですが。

で、実際にFuelという独自の活動計量を使っているFuelBandとそのデータを連動するNike+を使ってみてから感じるところは、次のようなところ。

(good)ひとつの数字でさまざまなことが捉えられる

この辺は、考え方なのかもしれませんが、たとえば、カロリーを元に活動を体を動かしたらどのくらいのカロリーが消費できて、食事でこれだけのカロリーをとったから差し引きいくらで、なんてことをちまちまやらないといけないですし、人によってバラバラで比較しにくいと(私は)感じます。
その点Fuelという、計算ロジックはわからないものの、共通の数値を使うことで、誰でも同じようにどのくらい活動したかというのがわかります。
その点はやっぱりよいものだなぁと思います。

(bad)ユーザー登録などがやはり敷居が高い

まぁ、そんなにたいしたものではないのかもしれませんが、ぱっと世の中に広まるためには、収集したデータのアクセス容易性もひとつかなぁと思っています。
難しくはないのですが、Nike+としてのID登録が必要ですし(FacebookのIDも使えはしますが、それもIDを持っていないといけないですよね)
そうするとやってみたくてもID登録が面倒→データは取っているけど、手元で見るだけで面白くない→やらないといった流れや、そもそもやろうと思わなくなったりすると思います。
ある程度のITリテラシー(という程ではないのですが)というか操作ができなければいけないというのが少し障壁をあげているのかとも思います。

では、どうあるべきなのか?

じゃぁ、どうあったら普及するのか?ってところなのですが、やっぱり携帯というかスマフォというか、もう少し直感的に色々な登録はデータ操作が行えるようになるべきなのかぁと思います。
携帯やスマフォはいわゆるSIMがあれば、(難しいことを考えなければ)そのまま使えるわけで。
そういった感じで、ウェアラブルデバイスも何かとリンクすることで、IDの登録とかの手間が省けて、すぐにリンクするといいのかなぁと漠然と考えています。
そういう観点ではハードも大事だけどソフトのほうがより大事になってくるのかもしれません。
そういった観点ではNikeとAppleが組むと面白い流れになっていくのですかね。
Nikeはソフトの開発に注力して、Appleがハードを作ってくれたりしないかなぁ。