Mac El CapitanでiSCSIを無料で使ってみる 〜説明編

僕はReadyNASという製品を使って、
家の中にNAS(Network Attached Storage)の環境を
構築しています。
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https://ja.wikipedia.org/wiki/%e3%83%8d%e3%83%83%e3%83%88%e3%83%af%e3%83%bc%e3%82%af%e3%82%a2%e3%82%bf%e3%83%83%e3%83%81%e3%83%88%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%82%b8

呼び名としては略称のNAS(日本語を含む多くの言語ではナスと発音[1][2]。英語読みではナズ)が使われることが多い。また、カタカナ表記では、ネットワーク・アタッチド・ストレージのように「ト」を「ド」と書くのも一般的である。
NASは、従来よりファイルサーバと呼ばれていたものと基本的には同じものであるが、専用機化した分、高速なファイルサービスを提供し、管理も容易になっている。このようにひとつの機能をピックアップして専用機にしたものをアプライアンス(ネットワーク・アプライアンス)という。NASはファイルサービスのアプライアンスである。なお、コントローラ部分を機器として独立させたものをNASゲートウェイあるいはNASヘッドと呼ぶ。
引用:Wikipediaより

この環境でちょっとマニアックにiSCSIを使っています。

iSCISとは

こちらもWikipediaさんに。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ISCSI

Internet Small Computer System Interface (iSCSI) は、2003年2月11日にIETFによってRFC (request for comment) として公表された公式な規格への提案 (Proposed standard) であり、SCSIプロトコルをTCP/IPネットワーク上で使用する規格である。iSCSIはSCSI-3で規定されるフレームワークではトランスポート層に相当する。トランスポート層には他に並列(パラレル)SCSIやファイバーチャネルがある。
ギガビット・イーサネットが一般化した現在、企業内で iSCSI を受け入れる環境は急速に整った。iSCSIベースのストレージエリアネットワーク (SAN) の構築は、ファイバーチャネルによる SAN よりも安価で検討に値するものとなっている。
引用:Wikipediaより

簡単に言ってしまうと、ネットワークを介して
USBで接続するHDDと同じことをさせてしまおうということです。

Macでは無料で使えない?

iSCSIを使うには、それに対応したNAS
iSCSIのドライバ、正確にはイニシシエーター、が必要です。
Windowsは標準でサポートしていて、すぐに使えます。

で、Macはというと、実はありません。

有名なところでいうとglobalSANの製品があります。

globalSAN iSCSI Initiator

ただこれいいお値段します。
1台につき1ライセンスで89$です。

Windowsと比べて雲泥の差ですね。

ちなみにYosemiteまでは無料でやる方法が紹介されてました。

El Capitanになってからその方法が使えず。

ということで色々と調べてみて方法がわかりました。

Droboshare Dashboardを使う

どうやらDroboshare DashboardにXtend SAN iSCSI Initiatorが
含まれており、それを使うそうです。

Droboshare Dashboard for Mac includes free Xtend SAN iSCSI Initiator (kind of)

実際の設定にあたっては別の記事でご紹介します。

興味のある方、知識のある方は上の記事を見ていただくと
どうやるかがわかるとおもいます。

NASについてはこんな記事書いてます。

Buffalo NAS LS-Vシリーズが壊れたのでHDD換装して使えるようにしてみた

自宅のデータ保存環境を改善 ReadyNAS導入

自宅のデータ保存環境を改善 ReadyNAS導入〜セットアップ編〜

自宅のデータ保存環境を改善 ReadyNAS導入〜データ移行・運用編〜