名もなき風たち サッカーボーイズ U-16(はらだみずき著)を読みました。
またあのサッカーボーイズ達に出会える、そして親として子供達の事を考えるよい題材になる本でした。
名もなき風たち サッカーボーイズ U-16 byはらだみずき 〜またあのサッカーボーイズ達に出会えるぞ
はらだみずきさんの「名もなき風たち サッカーボーイズ U-16」を読みました。
サッカーボーイズシリーズの2017年03月時点の最新作です。
最初の作品「サッカーボーイズ 再会のグラウンド」で小学校だった遼介は、ついに高校一年生。
スポーツという世界で生きて行くのはどういう事なのか、そんな事を垣間見ることのできる作品です。
もちろん子供の人生は子供のもの。
親が決めるものではないのですが、親として同じような状況になったどうしようかな?と考えながら読んでました。
青嵐高校に入学した遼介がみた世界とは?
遼介は自らの意思で高校を選びます。
それが前回までのお話。
今回は彼の選んだ高校、青嵐高校でのスタートから物語は始まります。
青嵐高校は強豪校。
そこにはかって中学時代に対戦した相手などの知った顔などもいました。
そして強豪校だけに、入部した時からすでに出来上がっているトップチームまでのヒエラルキー構造。
特別な何かを持っている訳でもなく、下からのスタート。
今回の見どころ
この高校生活が始まる直前に体験した3.11の大地震。
その事が少なくとも高校生活スタートした遼介には影響を与えます。
高校生の彼はどうそこと向き合って行くのか?
そして、遼介自身最下層の位置からどうトップチームを目指して行こうとするのか?
かって中学時代に一緒にやったメンバーはどうしているのか?
そんな事がちりばめられています。
そして、とある大会でとある人物に再会し助けられます。
さて。それは誰なのか?
そこは是非本を読んで確かめてください。
親は何ができるのか?
僕自身まるで同じとまでは行きませんか、涼介と同じようなものでした。
高校でももちろん今でも大好きなサッカーをやっていました。
遼介と少し違うのはもともとは勉強を主として行った高校にサッカー部があったからサッカーを続けたくて入ったんですけどね。
やはり、それでも同じように下から上までヒエラルキーは作られていました。
だから少なくともそういう世界があるという事を知っています。
もし自分の子供が遼介同じよう何かのヒエラルキーの中ですやらなければならなくなったとしたら?どういう事ができるのでしょう。
一つは、その世界が君のみたいせかいなのか?という事は問いかけてあげたいと思います。
ヒエラルキーのトップに行きたいのか?それとも今やっていることを夢中で楽しくやりたいのか?
それぞれでやり方もあり方も違うので。
ただ何事も「好きな事」をやってほしいなと。
何事もコツコツやっていれば誰がみてくれている
この本は、何事もコツコツちゃんと目的をもってやっていれば誰かがみてくれている」。そして「その時のためにしっかり準備をしておく事」を教えてくれます。
気になった方は是非本を手にとって読んでみて下さい。
遼介たちのスタート地点を知りたい方はこちらからどうぞ
サッカーボーイズ 再会のグラウンドbyはらだ みずき〜子供がサッカーやってる人やボランティアコーチをやってる人に絶対に読んでもらいたい一冊 読書感想文にもおすすめ