ノートPCの温度を上げないようするために、ITESの冷却ファンを試してみました。
さて効果のほどはいかほどに。
PC冷却台と吸引式の違いを確認したくて購入
今回購入したITESの冷却ファンは吸引式と呼ばれるものです。
以前紹介した、TUAYOOの冷却台はPC側にファンから風を送り冷やすタイプでした。
一方で今回のは吸引式と呼ばれ、ノートPC側の排気口に接続し、ファンを回して熱を外に逃がす形になっています。
つまりPCの温度が上がった時の熱風をより早く外に逃がして内部の温度を早く下げる仕組みを取っています。
冷却台でのファンを使って冷やす効果は確認できたので、冷却台購入時に少し悩んでいた吸引式との違いを確認したくて今回購入してます。
ITES冷却ファンのスペックと使い方
今回購入したITS冷却ファンのスペックです。
サイズ(幅・奥行・高さ)(mm) | 88*80*39 |
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重さ(g) | 約114 |
冷却方式 | 風冷 |
回転数(RPM) | 5,000 |
定格電圧 | DC5V |
定格電流 | 600mA |
電源タイプ | USB電源 |
▲本体はスペックにもあるようにそんなに大きくもないので邪魔にはなりません。
▲付属品のシリコンパッド。
大きさは全部で3種類。
- 小・・・排気口の横が85mm以下で、縦が9-19mmのノートパソコンに対応
- 中・・・排気口の横が90mm以下で、縦が11-21mmのノートパソコンに対応
- 大・・・排気口の横が115mm以下で、縦が14-32mmのノートパソコンに対応
自分が今仕事で使っているThinkpad Xcarbon 7thgenだと「小」でちょうどよい状態です。
Amazonの製品紹介では、12/14/15.6/17インチ、1~2.5cmの厚さのノートPCに対応と書いてあります。
購入まえにご自身のノートPCの排気口のところの厚さを確認することをオススメします。
▲こちらはファンの設置を安定させるために使うプレート。
左側は、プラスチックで吸盤付きです。
右側は、金属になっています。
吸盤式は吸盤でノートPCおよび机を接着させて安定させるようになっています。
吸盤が使えない場合は金属を使うように説明書きがありますが、こちらは固定してしまうので、移動ができなくなります。
なので、金属を使うのはノートPCの場所を動かさない場合には有効です。
ノートPCを移動させないことはなかなかないので使うことはまれかもしれませんね。
▲USB-Aとミニusbのケーブルが1本ついてきます。
こちらが電源供給用です。
PC側がUSB-Aで冷却ファン側がミニusbとなります。
▲PCの排気口にこのようにシリコンカバーを重ねることで使います。
これの難点はPCをちょっとした姿勢の変更などで動かそうとすると一緒に動かさないといけないことです。
これがそこそこにストレス。
あまりPCを動かさない人向けではあります。
吸盤だけだとずれやすいので、ストッパーがついています。
本体側に収納されているので引っ張りだしてPC側の上に載せることで少し安定感をプラスしてくれます。
あとは以外とキーボードを打つ時、特にEnterキーとか端っこのキーを打つ時に少し邪魔になる感じがします。
この辺は個人差があるかもしれません。
▲電源を入れると自動モードで起動します。
この画像をみて何か気付いたかたもいるかと思います。
そう、数字が逆になってます。
このクーラーが左に排気口があるのが前提で設計されているからです。
ですので右側につけると向きが逆になります。
なので本来裏側にあるであろう電源用のケーブル差し込み口も右側に排気口があると手前に見えます。
ちょっとカッコ悪いですね。
いろいろと他の商品も見てみましたが、どれも排気口が左にある前提の設計になっていますね。
なので、排気口が右側にある人は数字とか逆になっても気にならないなら購入しましょう。
数字が気になる人は自動調整なしのものであれば数値がでないものがあるので温度表示がでないものを購入してください。
使ってみての状況ですが、表示される温度は排気口付近の温度になっています。
ここが自分の場合だと、大体29℃〜32℃くらいになるとファンが回転して強制排気をして温度を下げようとしてくれます。
大体回っていても1分から2分くらいです。
この時のファンは最大回転で回るため、それなりに音がしますが、部屋中に響くような大きな音ではありません。
ちょっと気になるくらいです(ここは個人差があると思います)。
個人的にはわるくないかなという印象です。
省スペースで済ませたいならオススメ、ただし排気口の場所に注意
排気口に直接つなげて強制排気する仕組みなので本体自体はそんなに大きくないので、場所をとりません。
持ち運びしてもそこまで重くならない重さなので、省スペースや移動先でも使いたい人にはオススメです。
ただし、設計が左側排気口になっているので、排気口が右側の人は数値がないものを買うほうがよいです。
数値が逆でも気にならない人は大丈夫です。